シーズン6 ヤキタランガYT
役割論者の鳥を(TNりぼん)です。S6シングルバトルの自分の構築について記録していきます。
(ここではポケモンバトルにおける戦術の一つである役割論理を用いたパーティについて解説しています 役割論理を知らない方は以下のページへどうぞ)
よくあるQ&A - 役割論理専用wiki - アットウィキw.atwiki.jp
今節ではwikiで相性の良い組み合わせとされていたヤキタランガ(ジャラタンザン)をベースとしたYTを使用しました。成績はあまりというかかなり振るいませんでしたが構築について振り返り、反省するために記事としてまとめていきたいと思います。
初めに~ヤキタランガに至る
2シーズン前に使い方が分からないとか言っていたヤャラランガの性能、カスタマイズ性の高さに惹かれるようになり、この子を軸としたYTを組んで行こうと考えていた。wikiに相性の良いヤケモンとして紹介されていたとコンビを組ませるつもりでいたが、呼ぶにそこまで強くないのもあり数戦で解散。そこでもう一体の相性補完が優秀と書かれていたヤケモン、対トゲキッス最終兵器かつミミッキュもそれなりに相手が出来ると組ませる事にした。
ただこの時点では正直ヤキタンザンにあまりいい印象を抱いていなかった。前に某氏との対戦の際にラス対で一致で弱点つけるにも関わらずエッジで確殺出来ず、上からの雷2発で返り討ちにあった過去があったからだ。*1(だってAC80だし...)しかし、その時のタンザンは通常個体であったので、攻撃性能が若干増しているキョダイ個体では違うかもしれないと思い直し、ヤキタランガYTで戦う覚悟を決めた。
並びについて
が決まり残り4体。どう足掻いても重くなるのが確定しているとヤキタンザンだけでは見きれない対策として安定のを採用。ヤキタンザンを狩れる妖精ポケであるアシレーヌ、鬱陶しい辺りへの駒として。妖枠にはMyフェアリーヤケモンであるをチョイス。ラストは電気を止める地面ヤケモンとしてを採用。
これでの並びが完成した。
メンバー紹介
@龍の牙(達人の帯?)
性格:冷静 特性:防弾
実数値:181(244) 130 145 167(252) 127(12) 94
技:龍星群 馬鹿力 火炎放射 雷パンチ
今回のYTのメインの子その1。ヤャラランガの特徴としてそのカスタマイズ性の高さが上げられると思う。物理or特殊一本、両刀型何でもござれ、600族らしい高水準の種族値と技範囲に恵まれた龍ヤケモンである。(器用貧乏とか言わないで...)
特殊ベースの両刀にしてあるのは①ロトムを相手取る際に鬼火を打たれる事が多いため、②アマガナットアント等をきっちり焼却するため、③単純に高火力の龍星を通したかったから、などの理由からである。雷Pはミトム→妖精勢へ一貫する安定択、及びパーティで重いギャラドスにワンチャンス刺していくために採用。
4枠目は少し怪しい匂いのする馬鹿力を選択。wikiでは特殊ヤャラランガは龍星群と気合玉が確定技となっていたが、気合玉は外させていただいた。龍星群あるなら気合玉無くても良くね?が自分の第一感。理屈を付けるのであれば龍星のCダウン引いた後も火力が維持出来る、龍星群が通らない相手には気合玉も通りづらい、などだろうか。(だって文字通り外すし...とか言わない()
@命の珠
性格:勇敢 特性:貰い火
実数値:185 145(252) 140 107(52) 136(204) 45
技:フレアドライブ ストーンエッジ ジャイロボール オーバーヒート
メインの子その2。ヤャラランガにホイホイ誘われた絶対処理するマン、弱保?悪巧み?フンセキで相手は爆散だ!
AC80なのでダイマ合戦になっても一撃ではキッスを落とせないがフンセキの追加ダメージのおかげで相打ち以上には持って行ける。岩タイプ以外に1/6ダメージはヤバコイルwww技はフレドラエッジが確定、フェアリーに抜群かつダイマ時のB上昇を生かしてに役割を持ちに行くため鋼技は必須レベル。最遅までは粘っていなかったのでジャイロはどうなんだと思わないでもないが、どれも一長一短である。ダイマ相手に打ちたいと思う機会もなかったのでヘビーボンバーが一番良さそう。
最後の枠は意識でオーバーヒートを採用、Cの振り方はwikiを参照(H振りアマガが必然力の範囲で乱数)。肝心のガアにはそこまで打たなかったが、フレドラの自傷避けやAダウンを引いた時などにも打っていけるのは便利(火力は足りないが)。他の論者諸氏を見ているとロクブラ持ち個体が多く、非ダイマ時のミミッキュ対面を考えるとその方が良いかなとは思った。
@鋭い嘴
性格:意地っ張り 特性:ミラーアーマー
実数値:175 (12)152(252) 156(244) 65 105 87
技:ブレイブバード アイアンヘッド ボディプレス 蜻蛉返り
B振りのスタンダードな型、役割論理のwikiにある通りです。火力はそこそこ~微妙ぐらいだが補完枠としては相変わらずピカイチの働きをしてくれる。正直、この子について語れる事は無いという程に論者は良さも悪さも熟知していると思う。あえて自分なりの考えを述べるとすると、ゴツメを持たせて使っている論者が多い?様に見えるが、自分は火力アイテムを持たせるのが好みです。特に鋭い嘴を持たせ、状況がやや不利ぐらいの時点でダイマを切ってダイジェットゴリ押しで巻き返しを図るムーブが割と好き。もちろん非論理的な動きではありますけど、これに助けられた試合がいくつもありますね。(過信して負けた試合も結構ありますけど...)
@達人の帯(きせきのたね?)
性格:勇敢 特性:てつのトゲ
実数値:181(252) 160(252) 152(4) 74 136 36
技:パワーウィップ ジャイロボール はたき落とす タネマシンガン
この子もwikiにある基本型通り。ダイマ適正の低さから一時期評価が下がっていたが最近また盛り返しているように感じる、アシレーヌに強いというだけで十分。
現環境でのこの子の強みははたき落とすが使える点にあると考えているので、有利対面でもまずはたき落とすから打っていっている。打ち分け出来ることを重視したいので、そこまで鉢巻を持たせることにはこだわらない。とはいえ鉢巻ジャイロの火力は恐ろしいもので、半端に耐久に振ったドラパ、キッスが吹き飛んでいく様を見ると役割論理してることを実感出来て楽しい。4枠目にタネマシンガンが入っているがもはやそこまで有用性を感じないので、大人しく地ならしorボディプにした方が良さげ。
@こだわり鉢巻
性格:意地っ張り 特性:ハードロック
実数値:222(252) 211(252) 151(4) 67 75 60
技:地震 ストーンエッジ アイアンテール 馬鹿力
みんな大好きイケメンハードロック野菜先生。電気の一貫、中火力物理アタッカーを止めにいける、ダイマを切っても強い。一時期トゲキッスを筆頭とした特殊を受けるD振りも考えたが中途半端であまり強く無いように感じた。技は地震とストーンエッジは確定、残りはミミッキュとダイマ時の効果意識でアイアンテール、ほのおタイプは間に合っているのでヤャラランガ以外の対策として馬鹿力を採用。
ヤキタンザンがいるためあまり選出率は高く無かったが、出た試合ではきっちり仕事をこなしてくれるヤケモンというイメージだった。
@こだわり眼鏡
性格:控えめ 特性:激流
実数値:157 (12)84 125(244) 195(252) 136 80
技:ハイドロポンプ ムーンフォース エナジーボール サイコキネシス
3シーズン続けて自分のヤーティに採用されている有能フェアリーヤケモン。初手に出して盤面をめちゃくちゃにしてくるやを抑制出来るのは強い。高火力のこの子が眼鏡を持って一貫する技を打つだけで相手のパーティが半壊する事もある。軍分けは行われていないが、現環境では文句なしの一軍相当ヤケモンであると思う。この子がHome解禁で来てくれて本当に良かった...
技に関してもスタンダートなものを選択。サイコキネシスを打つ回数自体はそこまで多くないのでアリアを採用しても構わないとは思うが、に出てこられると面倒くさいことになるのでサイコキネシスをチョイス。
変なピーキーさも無く、受け出せて交代先に高火力で負担を掛けていける子。普通に強いヤケモンという評価だった。
所感など...
回し始めた当初はやはりに釣られて出てくるに対してを投げて打ち合い→タンザンDMのまま裏のポケモンにフンセキと合わせて負担をかけるという試合が多く、もロトムの処理、物理読みに竜星で負担をかける、を雷pで小突いてから対策ヤケに引いたりと構想に近い動きが出来た。しかしシーズンが進む中でのトゲキッス対面が安定しなくなったり、の不安定なところが出てきたりと思うように勝てない試合が出てきた。
特にとの関係が問題で、トゲキッスが先にダイマを切ってくれるならば問題が無いのだが、通常状態で対面すると①エアスラッシュで様子見②おとなしくなどの水ポケモンにバックするなどの択が生じ、これを読み間違えると一気に崩壊してしまうパターンが増え始めた。役割対象がほとんどピンポかつ、そこへ役割を果たすのに必要な程度の火力しか無いというの問題が浮き彫りになった。またトゲキッスがいないとほぼお荷物と化してしまうのも頭が痛い点であった。
相方のは中々良い働きをしてくれ、の様な気持ちの良い通し方は出来ないが、刺さるパーティーにはとことん刺さる印象だった。Hの低さをDMで強引に底上げ出来るのでダイマとの相性も良く、今回は特殊ベースの型だったので格闘技の低威力化がそこまで気にならないのも良かった。妖精ポケモンがいないパーティには積極的に出していき、妖精ポケモンがいるパーティにも役割対象(特にロトム)との兼ね合いを考慮しながら、なるべく選出していった。フェアリー勢へのケアさえして上げればしっかり活躍できるヤケモンだと思う。補完枠寄りのポケモンなので龍2枚組YTの2枚めとして使うと良いのかなと感じた。
残りのはヤケモンとしての実績がしっかりしている子たちばかりで、いつも通りの素晴らしい活躍を見せてくれた。特に3シーズン連投になったが本構築のMVPで、八面六臂の大活躍を見せてくれた。
パーティー単位で特に重く感じたのはとであった。(カントー図鑑130、131コンビめ...)
一度を外してを採用してみたりしたが、Sに振っていたり、襷を持っているが想像以上に重くなるので元に戻した。
ギャラドスはのダイサンダーで対面処理(珠ダメ2回期待)、のダイジェットゴリ押しで誤魔化すなど、ラプラスはを投げたり、ダイマターンを上手く枯らすなどで対処。とはいえ上手くいっているとは言いづらく出てこない事を祈るのが一番であった。
正確な記録は取り忘れてしまったが(ありえないwww)体感の選出率は
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成績と次シーズンに向けて
シーズン中頃に5桁の深いところに転落して以降、いよいよダブルバトルの方に熱を上げてしまい、勝ち星を積みあげられなかった。ダブルで使っていた弱保蒸気器官キョダイセキタンザンとの差もチラついてしまった。(砂かき抜けるとかヤバすぎ)結局順位を戻すことは叶わず39784位でフィニッシュした。
今回はの並びで組んでみたが、そこまでこの並びにこだわる必要はないというのが今シーズン戦ってみた感想である。ヤキタンザン、ヤャラランガ共に(特に後者は)まだまだ考察出来ると思うので、それぞれにあったYTを組んで次シーズンを戦っていきたいと思う。具体的にはヤャラランガヒートヤトムだったり、ヤザンガルド+ヤキタンザンなどだろうか。次シーズン(s7)がDLC前最後の環境になるので、もう一度3桁フィニッシュ、更には2桁フィニッシュを夢みて頑張っていきたいと思う。
色々と至らない部分はあったと思いますがここまで読んでいただきありがとうございました。
(s7リベロエースバーンに全てを破壊されそうになってるんだけど)
*1:強化アイテムなしでH振り84.1~99.4% 1.2倍以上のアイテムなら確1でした