S6ダブル構築記事
こんにちは鳥を(TNりぼん)です。S6からダブルバトルのランクマッチデビューを果たし、その楽しさにひかれるようになりました。当初は他の方のレンタルパーティを使用、参考にしていましたが、先月下旬に開催されたINCに参加するにあたり自分で1からダブルバトル用のパーティを組んでみました。大会での使用感がそれなりに良かったのでランクバトルシーズンの後半戦においてもそのパーティを使用し、最終的に初参戦ながら3ケタ順位で終わることが出来たのので構築の記録を残しておこうと思います。
構築に至るまで
ダブルバトルを初めた当初は、論者でもあるみまもりたち氏の以下の構築を使わせて頂きました。
yaterugumasukisukizamurai.hatenablog.com
の三匹と強力な蒸気器官弱保等の入った面白いパーティであり、使っていてとても楽しく、初マスターランクまでしっかりと導いてもらった。
その後自分なりに多少アレンジするなど試行錯誤していましたが、INCがちょうど開催されるということで自分でもパーティを組んでみようと思いました。それまではセキタンザンをダイマエースとして活用する、特定のポケモンをエースとして使うパーティで戦い続けて来たので、今度は特定のポケモンに軸をおかず、全体でサイクル戦をしていくことを重視した構築を目指してみました。
パーティー構成
サイクルを意識するということで、耐久もあり弱点保険を発動させれば高火力を発揮出来るが一番最初に浮かんだ。次にエアスラの誤魔化し、範囲技がいくつか打てる、ダイジェットで巻き返しも図れる。物理に強く出られそうでの並びを牽制出来る、一致高火力で先制技が打てるなどの点に惹かれを採用。ドラゴン勢特ににある程度強く、素早さの早いポケモンにも上から電磁波等の補助技を入れて誤魔化す事が出来そうな。 等による壁、キョダイ勢によるフィールド効果、追い風などを奪えて、ある程度Sも早く火力もあるを採用。残りの一枠は特性により先制技を無効化出来て、などを倒せるを選択。
これでパーティの並びが完成した。(ちょっと物理に偏っているような...)
バンギラス
@弱点保険
性格:陽気 特性:すなおこし
実数値:191 186 130 ☓ 120 107
努力値:H124 A252 S132
技:岩雪崩 噛み砕く 地ならし 守る
普通に強い弱点保険バンギラス。シングルでは一時の流行も消えバンギラス自体の数も減少傾向?のように思われるが、ダブルバトルでは依然として健在している種族値詐欺の怪獣。努力値配分は最速ドラパに電磁波を入れて抜けるように調整、A252残りH。物理で抜群をもらうと少し厳しいが、水ポケモンやらトゲキッスやら特殊で抜群を突かれる事が多く、特殊であれば砂とDMをあわせて強引に耐えて弱点保険の発動を狙える。通常状態でも一致範囲技である岩雪崩がよく刺さり、ワンチャンスの怯みも狙って行ける。技は岩雪崩と守るが順当、残りは安定択で霊超に刺すために噛み砕く、PTで重くなりがちなや弱保に打てるように地ならし。同族を考えて馬鹿力なども欲しいが最速ではないので打てるかどうか微妙、抜ける技も無いので今回はスルー。そこまでSがあるわけでもないが、オーロンゲで電磁波をまいてやることでフォロー可能。
トゲキッス
@突撃チョッキ
性格:控えめ 特性:天の恵み
実数値:191 ☓ 117 189 135 100
努力値:H244 B12 C252
技:エアスラッシュ マジカルシャイン 熱風 波動弾
普通に強いポケモンその2。(白い悪魔)シングルでもダブルでもその強さは変わらない、相手が使うこの指止まれせいでこちらの計画が崩壊した事が何度あったか...。サイクル意識のため持ち物は突撃チョッキ、H244(16n-1調整)振りで受け出し回数を確保した。シングルと違いあまり火力に振っていない子が多い?ので中々の硬さを誇る。技は追加効果とDMで優秀なエアスラッシュ、一致で打てる範囲技のマジカルシャイン、補完となる範囲技として熱風、ラス1はバンギラス意識で波動弾。波動弾の所は守るやこの指止まれなどにしてもいいと思うが今ひとつ有用になる場面が思いつかなかったのと、突撃チョッキが持てなくなってしまうので攻撃技を採用。
DM適正が高く一貫しやすいダイジェットを打つだけでパーティを崩壊させることもあった、素早さがそこそこ程度の隣のポケモンをフォローすることも出来て優秀。
上を取ることさえ出来ればエアスラッシュで強引に突破できる可能性があるのも利点の一つ。(運ゲーやめろ)
ローブシン
@ラムの実(→黒帯)
性格:意地っ張り 特性:鉄の拳
実数値:201 211 127 ☓ 85 65
努力値:H164 A252 B92
技:ドレインパンチ マッハパンチ 雷パンチ 岩雪崩
対要員、先制技が先制技の火力してない。特性はドレパンマッパンの火力を上げたいので鉄の拳、状態異常意識で根性にしても良いが、そもそも最初からある程度の牽制が可能なので鉄の拳に。努力値はH164振りで201調整、A252、B92振り。技は特性によりドレインパンチ、マッハパンチが確定でラプラスやミロカロスに打てる雷パンチも特性込みで採用、ラス枠は範囲技の岩雪崩。高火力の先制技は有用で試合を締める役割を果たしてくれた。ダイマックスしたバンギラスが一撃で吹き飛んでいく様を見るのは中々楽しい。とはいえそこまで採用率は高くなかった。
オーロンゲ
@ロゼルの実
性格:意地っ張り 特性:悪戯心
実数値:201 211 127 ☓ 85 65
努力値:H164 A252 D92
技:ダメ押し ソウルクラッシュ 電磁波 挑発
異教徒の気持ちを知ろうポケモン。特性のおかげで面倒そうなポケモンの上から電磁波を打つことが出来て、S操作と確率により行動不能にすることが可能なのが強い。そこまで耐久が高いわけでは無いので電磁波を打って落ちてしまう事もあるが、生存させる事が出来れば試合終盤でもう一度登場→電磁波を打って味方をサポート出来るのが大きい。(麻痺運ゲー楽しいか?)
努力値振りは論理wikiのものを参考 H16n-1調整でA252振り、残りD。技は特性を活用した電磁波と挑発、ドラパ意識かつ技威力を高く出来るダメ押しとCダウンが優秀なソウルクラッシュを採用。ほとんど電磁波打つマシーン、A120あるので上手く行けば一致威力120になるダメ押しで中々の負担を掛けていけるし、特殊アタッカーに電磁波をまいてからソウルクラッシュを上から連打するムーブも優秀。想像以上に強いポケモンだった。反面悪戯心が刺さらない(悪タイプ、サイコフィールド)、電磁波無効(地面、電気)が多いPT相手には腐りやすい。
エースバーン
@光の粉(→気合の襷)
性格:意地っ張り 特性:猛火
実数値:181 184 95 ☓ 95 146
努力値:H204 A252 S52
技:火炎ボール 飛び膝蹴り 蜻蛉返り コートチェンジ
ガラル地方の炎御三家、Sが早く技威力と合わせて攻撃性能も高く耐性耐久も意外とある優秀なポケモン。(強特性でS7を荒し回る🐰)専用技であるコードチェンジによってダブルでも相変わらず面倒くさいの壁を対策する、また追い風を奪ったりキョダイ勢による設置物を押し付けたりも可能。オーロラベールの奪取率は割と高めでこちらがDMを切ること無くキョダイラプラスのDMターンを稼げる。追い風その他でのコードチェンジはあまりしなかった。
努力値振りは、以前のパーティで重く感じた葉緑素を電磁波込みで抜けるように調整、残りはH204 A252。技はメインウェポンである火炎ボールと飛び膝蹴りとコードチェンジ、最後はサイクル意識で蜻蛉返りを採用したがそこまで打たなかったので変更の余地あり。キョダイラプラスの壁を奪えるだけでなく、上から高火力の一致技を叩き込めるのが優秀。初手のの並びをオーロンゲとのコンビで構想通りに倒せる事が多く、中々良かった。最初に持ち物を光の粉にしたのはほぼミス、耐久がそこそこあるとはいえ一撃で倒されることも多いので普通に気合の襷で良い。
アマージョ
@マゴのみ
性格:意地っ張り 特性:女王の威厳
実数値:179 189 118 ☓ 119 92
努力値:HA252 D4
技:パワーウィップ じゃれつく 飛び膝蹴り 守る
我らが女王様!
上述のみまもりたち氏によるPTで採用されていた型と同じもの。草単タイプなのは辛いが種族値のバランスは悪く無く(H72 A120 B98 C50 D98 S72)、PTで重くなりがちなところを相手に出来るのは強い。(水地電など)特性により先制技を無効に出来るのは大きく、ミラーやバンギラス狙いのからのマッハパンチ、の影打ち等々まとめて封じ込める。努力値振りはHA極振り残りDで安定、技は一致高火力のパワーウィップ、補完として優秀な飛び膝蹴り、ドラゴン悪その他一貫を狙って打つじゃれつく、ラス1は無難に守る。
特性が優秀かつ、そこまで一般的でない?ので対面時にも先制技を打たれる場面がありボーナスになりやすい。PTのポケモンのスペックが高いので出番が多いわけではないが良い活躍をしてくれる。
選出
基本的にはを出して電磁波を撒いていく。先発は+@
やには
入りには、ドラパに電磁波を打ちながらバンギラスでダイアース
にはオーロンゲが投げづらいのでとorを出していく、女王の威厳で猫騙しを防ぎつつ攻撃
のトリル展開はで挑発を狙っていくがイエッサンやトゲキッスに阻止されやすいのでを出す、最悪トリックルームは発動されても良しとして行動
意識したのはこんな所だろうか、後はPTに水が多いなら、物理が多そうならなど基本的には相手PT次第で選出。(あまり参考にならなそうですみません)
所感と成績など
強引に抜いていくパーティでは無いのでイージーウィン等はあまりなく、で電磁波撒きまくったりしていたので一戦あたりの所要時間がシングルバトルの比では無かった。低順位帯ではオーロンゲで電磁波、特殊アタッカーにはソウルクラッシュでCを下げるなどして相手のダイマックスポケモンを誤魔化してからの裏のやでダイマして勝つというパターンがほとんどだった。悪タイプ(ガエンバンギ)がいるパーティ、サイコフィールド展開、サマヨールトリル展開などオーロンゲの電磁波が刺さりづらいパーティがやや重かったが、サイクルを回しつつターンを稼ぎをして流していた。
2~3000位台まではそこまで苦労せずに勝ち進めたが、1000位から3ケタ台を狙うようになると相手が強くなり中々上手く勝てなくなってきた。
なによりこの辺りから当たる回数が急増した(使用者の印象)のような並びに対する明確な対抗手段がほぼ無いことが判明してしまい、辛くなった。初手キッスドリュウズからこの指→ダイスチルをされてしまうとDMしたドリュウズが止まらなくなってしまい、こちらのトゲキッスのダイジェットでS操作しようとしても裏のバンギラスの砂で砂かきを発動されどうにも出来なくなってしまう。(電磁波が無効なのも痛い)最終日間近には、ほぼ砂かきなので鬼火持ちのでなんとかなるかと思いに替えて採用してみたが根本的な解決には至らなかった。最終的には選出画面にがいない事を祈るゲームになってしまった。
結局最終日に3ケタと4ケタを反復横跳びし続け、1日の3時頃に300位台の方に勝利して3ケタ入り、そのまま終戦となった。
最終記録は190勝177敗で883位
結果的に初参戦で3ケタフィニッシュ出来たので良かったと思う。
最後に
環境上位ポケモンであるの並びに対して薄くしてしまったのは反省点。とはいえ自分なりに考えたパーティで勝ち上がれたのは嬉しかったです。ダブルバトルはシングルバトルとは違う面白さ、ポケモンであったり構築や技(サイチェンつよ)、考え方などがあることに気付けたのはとても大きいですし、貰えるBPが増えるのも助かります。S7は想像していなかったガラル御三家の夢特性解禁により環境が変化していると思いますが、今シーズンも上位を目指して頑張りたいです。
一応レンタルパーティのコードも残しておきます、リベロエースバーン環境の事は考えて無いですが...
ここまで読んで頂きありがとうございました!
(シングルのリベロバーン環境マジ勝てない)