シングルバトルS9 チョッキヒヒダルマ入りYT
こんにちは、役割論者の鳥をです。
S9お疲れさまでした。今回は本シーズンにおいてメインで使用していたチョッキヒヒダルマ入りのヤーティについて紹介していきたいと思います。
この記事は役割論理という戦術を用いた構築についてのものになります。役割論理について詳しい事を知らないという方は以下のQ&Aを一読することを強く推奨します。
w.atwiki.jp
また今回はチョッキヤケモンを使用している事、チョッキヤヤダルマとヤラパルトに関しては厳密にはヤケモンでは無い(ヤケモン落第生という扱い)という2点にご注意ください。
(突撃チョッキに関する説明は以下)
w.atwiki.jp
動機
シーズン初めにスカーフが案外刺さっているのではないかという評判を見てヒヒダルマを使ってみたいと考えました。
ヤケモンとして使うなら、突撃チョッキをもたせた型になります。一番の役割対象であるこそ減ってしまいましたが、受け特化一択では無くDに振っていたりCを高めているが存在している事、同様にの型が多様化している事から、ポリゴン2とトゲキッスという両特殊ポケモンに対してこの子一体で役割を持っていけるのではないかと考えました。
メンバー構成
ヤヤダルマ
@突撃チョッキ
性格:意地っ張り 特性:ごりむちゅう
実数値:181(4) 211(252) 75 ー 107(252) 115
技:つららおとし 馬鹿力 地震(蜻蛉返り) 空元気
今回の目玉枠、wikiでの評価は落第生。
チョッキヤケモンであるため持ち物はこれで固定、努力値振りはD特化です。
技は一致のつららおとしとポリゴン2に打つための馬鹿力が確定。残りは鬼火での機能停止と麻痺らせて流そうとするポリ2トゲキッス対策として空元気、最後の一枠はダイマ効果を期待して地震を採用していましたが打つ機会が少なかったので対面操作をするために蜻蛉返りを採用。ダイマ時の効果はほぼ似たりよったり。ロトムを筆頭とする浮いてる勢に打てるストーンエッジなども良さそう。
Dが55しかなく耐性が悲惨な氷タイプというペラペラな印象の割には特殊技を安定して受けられていたことから突撃チョッキの効果を実感出来ました。火力の方も申し分ない…という程ではありませんでしたが、悪くない程度の負担は掛けられると思います。
ヤラパルト
@こだわり眼鏡
性格:控えめ 特性:すりぬけ
実数値:193(236)ー 98 (20)167(252) 95 162
技:りゅうせいぐん シャドーボール 雷 ハイドロポンプ(大文字)
ヤケモン足り得ないと自分で何度も言っているのにそれでも使われる落第生。最初に組んでいたYTではを採用していましたが両ウーラオスを筆頭として格闘技が重すぎたために採用。連撃ウーラオスやカバルドン、各ロトム辺りを相手取る枠。
努力値振りはH193で16n+1にしつつ残りB、数値不足を補うために物理方面に特化するとロトムなどを相手にしづらくなるためスルー。持ち物は通常時意識かつ珠ダメを嫌って眼鏡。技に関しては龍霊電が必須、@1はを一撃で倒すためにハイドロポンプを採用。炎が欲しい場面も有りましたが好みの範囲という印象。
連撃ウーラオスやロトム以外にも、居たら面倒くさいがきっちり対策する程度ではないポケモン()に割と強いのが偉いです。
とはいえSで誤魔化している感も否めないので評価が難しい所。(Sでは無くタイプが優秀なんだと言いたいですが…)
ヤサイドン
@こだわり鉢巻
努力値はHA残りB 技は地岩闘+ヘビーボンバー
イケメン野菜先生。を筆頭とする物理受け枠。
鉢巻により受け先に強烈な負担を掛け、ダイマを切ってはダイマックス技の追加効果を生かして戦う。
はアッキドレパン持ちの繁茂により安定はしないが、案外なんとかなる場合が多かった。(ウドハンやめて)
wikiに鋼技として書かれているアイアンテールはほぼミミッキュピンポかつダイスチルとして使うのがメインであるためヘビーボンバーで良いのではという意見を目にしたので途中でヘビーボンバーに変更してみましたが、変更による影響はほぼ無く、使う人の好みで選べば良いかなという感じでした。
ヤャラドス
@ゴツゴツメット
H244-B12のロジカルヤャラドス 技は安定の水岩草と地震orアイアンテール
エースバーン対策枠、野菜先生と同じ様に前シーズンに引き続きの大活躍。
こちらの構成によるのかもしれませんが前シーズン程エスバを強引に通して勝とうとするパーティが少ない印象だったので出番はやや減った感じ。
持ち物のゴツゴツメットは襷を削ったり、赤で残ったダメージを削り切ったりと中々便利。ただ今回のYTで重くなりやすいを交代読みパワーウィップで倒しきれなかったりするのが残念な所。
技に関して地震とアイアンテールが悩みのタネ。ダイマ時の効果がとても優秀なアイアンテールと安定択になる地震、ダイマで打ち合う場面が多いのでアイアンテールの方に若干軍配が上がりそうであるが、ナットレイにまともに打てる技がなくなるのが難点。
ただはそこまで多いわけでは無く、他で対策も可能なのでダイスチルを考えてのアイアンテールの方が良さそう。
ヤゲキッス
@命の珠
特性:強運
技はエアスラッシュ マジカルシャイン 大文字 原始の力
妖ヤケモンで両ウーラオス対策枠。ヤラパルトが呼ぶ一撃ウーラオスはこの子でなんとかする。を相手にする時に、水妖勢と違ってダイマで打ち合った時に抜群技を持たれていても、一致ダイジェットでS関係を逆転させて二撃目は上から殴る事が出来るのが強い。
比較的ダイマを切りやすいのと、珠ダメのせいで無限怯みを狙うわけにもいきづらいため天の恵みではなく強運で採用したがオマケ程度。
珠ダメがかなり痛かったので他の持ち物の方が良かったかもしれない。
ヤンギラス
@達人の帯
HA極振りのこりB 技はストーンエッジ 噛み砕く 地震 馬鹿力
第二のトゲキッス対策枠として採用。ポリゴン2に対してもそれなりに役割を持てると考えました。最初はを採用していましたがドラパルトが重かったので変更。
ヤヤダルマが選出しづらい時のトゲキッス対策枠として採用したので選出率は控えめ。スペックが高いので出せば当然仕事はしてくれるが今ひとつしっくりしなかった。
この枠は要検討。
選出
が両方共入っているパーティにはヤヤダルマを積極的に選出していきます。他には妖ポケモンやウォッシュロトム等の特殊ポケが多く見えるならヤヤダルマ選出。
入りにはヤゲキッスヤラパルトを両採用するのが理想。実際にはエースバーン等対策に物理受けが必要になる場合が多いので、連撃一点読みでヤラパルトorウーラオス検定放棄のトゲキッスを選択。
基本的には
++
から一体ずつ選んだり、何処かを切って両採用したりというイメージ。
感想(チョッキヤヤダルマに関してなど)
チョッキヤヤダルマは特殊ポケモン対策枠として面白いヤケモンではあると感じましたが、理想であるトゲキッスとポリゴン2をまとめて対策出来る枠とするには至らなかったと思います。
対は悪く無く、そもそも選出画面にがいることでトゲキッスを出すことに圧を掛けられたのではないかと感じました。
問題なのはの方でした。振り方次第で馬鹿力を余裕を持って耐えられてしまうので、Aダウンと合わせて受けられてしまう事が多かったです。
それでもB特化に対してほぼ確実に上から殴れて6~7割程のダメージを与えられるので、やのボルトチェンジなどで削りながらを着地させるというお膳立てが出来れば良いのかもしれません。
またポリゴン2の型も色々とあり対応に悩みました。安定の自己再生連打、スピードスワップorトリルで上から殴れる強みを消される、イカサマする、身代わりで粘る、ダウンロード→ダイマックス、挙句の果てにはギガインパクト()などなど辛い事ばかりでした。
チョッキヤヤダルマに関して、Wikiには慎重HD鉢巻の完全劣化(追記注)と書かれていましたが、ダイマックスしてもアイテム効果を失わなかったり、ヒートロトムのオーバーヒートを耐えるなどチョッキ持ちの方がいい場面があるなど必ずしも劣化であるとは言えないと思いました。一方で、対ポリ2に関しては、Bに振って居なければ馬鹿力で確1が取れるなどHD鉢巻の劣化じゃないかと言われても仕方無いかなと感じました。
追記:「しんちょう()HD()ハチマキ型の完全劣化」という評価はBDの耐久指数を揃えるように調整した時の話で、「AD振り以外ありえないwww」というのを導くために記載されていたものでしたので、上で出したのはあまり適切では無かったです。一応B方面に振る意味として考えられるのはゴリランダー意識でしょうがこの子で見る必要も無いので特殊受け一本で良いですね。
使用したヤーティは、ヤンギラスの枠が悩みではあるものの、全体的な構成自体はこれで良いかなという印象。
妖枠をにするor両採用したり、ラス枠をにする、龍枠をにしてみる等弄り回して見たものの、最後はこの並びに落ち着きました。
構成は悪くないと感じましたが、使用者の選出やプレイングなどが悪く、強さを発揮出来なかったと思います。
必然力不足による技外しや、急所など以前に、自分から不利な展開に持ち込んでしまったり、即選択後にあれこれ悩んでしまったりと反省すべき点が多かったです。
成績
最終成績は21466位、特に何も言えない順位ですね。
シーズン最終週辺りに4桁に戻って来て色々頑張っていましたが、3桁やその先を目指す以前に4桁から落ちないようになんとかしている感が常にあったので最後に5桁台まで落ちてしまうのは当然かなという感じです。
終わりに
今シーズンのチョッキは今ひとつな印象でしたが、実は新しく始まるシリーズでこそ輝くのではないかと期待しています。
高速特殊龍として増加しそうなや再び増えるであろう、初手ダイマエースのなどを相手に出来そうなためです。
臆病CS珠からのエアスラッシュをもとにしたダイジェット→ダイバーンやダイドラグーンを耐えますし、ダイドラグーン2発も余裕、ダイドラグーン→ダイバーンは乱数次第といった感じです。オンバーンはダイジェット一回でスカーフヒヒダルマを抜く事が出来るので、選出画面でヒヒダルマが見えていたら積極的にダイジェットから入ってくる事が考えられます。なので受け出しからキッチリ狩れるのではないかと。
に対しても、キョダイセンリツに受けだしてから殴り合う事が可能。今回のシーズンでも何度かラプラスをチョッキヤヤダルマで狩りきっていました。
には対面からダイアースなどの追加効果を活かしながら戦う感じ。流石にダイアタックには受け出せないので、上手く初手で対面させたり氷技に受けだすなどの動きが必要になりそうです。
等の物理アタッカーには要注意ですが、今季もチョッキヤヤダルマ悪くないと思います。
最後に、自分は役割論者として今シーズンの成績は奮いませんでしたが、好成績を達成している他の論者の方が居りとても嬉しいです。
9月シーズンからは一部ポケモンが制限されてしまい、を筆頭に一部ヤケモンも使用出来なくなってしまいました。そういった中で環境がどのように変化していくのか、役割論理が立ち回れるのか、まだ分からない事が多いですが、次シーズンこそは良い結果が残せる様に頑張っていきたいです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!