ヨロイビギニングでも役割論理を論じたい!
こんにちは、役割論者の鳥を(TNりぼん)です。週末に開催された公式大会ヨロイビギニングお疲れさまでした。シーズン終盤戦ではありますが、公式大会では珍しいシングルバトルルールかつ使用可能ポケモンもヨロイ図鑑に載っているポケモン限定であり、通常のランクバトルとは違う環境を味わえることから多くの人が参加していました。
ヨロイ図鑑限定ルールということもあり、普段相手にするのが面倒くさいなどのポケモンが参戦出来なくなって居ます。ヤケモンも同様に制限されてはいるものの、などを筆頭に十分にYTが組めるだけの駒は残りました。
今回はこの大会で自分が使用していたヤーティを紹介して行きたいと思います。
(この記事は役割論理という戦術に関しての構築記事です。役割論理に興味がある方は以下のページにどうぞ)
w.atwiki.jp
構成について
フェアリーポケモンが少ないことからドラゴンヤケモンが通しやすいと考え、この枠を最初に考えます。
フェアリー以外で龍を受けられる鋼タイプとポリゴン2に強く出られることからを採用
フェアリー枠には
スペックが高く使用率上位になりそうな同族を対策出来る
はたき落とすによるポリゴン2対策かつ両ウーラオスにそこそこ役割を持っていけそうなを落第生から選択
電気の一貫を切りつつ、サーナイトやポリゴンZなどの特殊対策にを採用
また今回は特別な環境ということもあり通常はヤケモンで無いとされているポケモンをヤ仕様で使ってみたいと考えていました。そこでラスト一枠に、ヤャラドスだけでは止めづらいギャラドス対策枠としてをヤ仕様で採用することにしてみました。
ヤャラランガ
@こだわりメガネ
性格:控えめ 特性:防弾
実数値:181 (244)☓ 147(12) 167(252)125 105
技:りゅうせいぐん 気合玉 火炎放射 爆音波
さえ居なくなれば、一気に動かしやすくなる龍闘ヤケモン。鉢巻or眼鏡で悩んだが、爆音波の一貫性の高さに惹かれて眼鏡で採用。フェアリーが少ないということもあって、連打可能なスケイルノイズを採用したいが技スペースが足りないので断念。
600族は伊達ではなく、ちょっと硬い程度のポケモンなら眼鏡龍星群をブチ込んでサイクルを崩壊させる事ができる。物理か特殊かの判断ミスを誘えたり、異教徒ソウルビート型の存在により挑発を打たせたりとかなり意表をつく()ことが出来たと思う。
特性を防弾にしてしまったのが最大のミスで、想定していたよりも胞子や眠り粉が多く、防塵であれば簡単に勝ちを拾えた試合がそれなりにあったと思います。(なんで盾にはジャラレイド無いんですか)
気合玉は当たりません
ヤントラー
@磁石
性格:意地っ張り 特性:威嚇
実数値:187(252)189(252) 100(4)103 99 90
技:ワイルドボルト 噛み砕く じゃれつく ボルトチェンジ
お楽しみ枠、ヤ名があまり格好よくないのはご愛嬌。ほぼ意識で採用。威嚇があることで珠ギャラドスのダイジェット→ダイアースを耐えられる。耐性がダメダメで耐久も不足気味、その上一致技で削られてしまうのでギャラドス以外には微妙。技は一致技と、電気を止めに来る龍に打つじゃれつく、対策の噛み砕く。最後の枠には交代技としてボルトチェンジ、特殊技を採用するなら性格は勇敢にするべきだが、Sを下げたく無かったのとミントを使いたくなかったので意地っ張りのまま。しかし受けループ相手に対してボルトチェンジを押していきたいと思った事が多かったので、やはり勇敢にした方が良かったと思いました。他にはに打てる馬鹿力なども候補です。
ピンポイント過ぎたため、その他の5匹を考えると選出を断念する事が多かったですが、何試合かは良い活躍をしてくれました。
ヤュバルゴ
@ゴツゴツメット
性格:意地っ張り 特性:シェルアーマー
実数値:177(252) 205(252)126(4)☓ 125 40
技:メガホーン アイアンヘッド はたき落とす インファイト(→リベンジ?*1)
本構築のMVP、ヨロイビギニング環境に上手く適応したヤケモン落第生。が居ない中、ポリゴン2対策にはたき落とすを打つことが出来る枠として多くの論者が採用しているように見受けられました。
wikiでは特性防塵が推奨されていますが、自分は対ウーラオス枠として使うためにシェルアーマーで運用しました。側の一致技は全て等倍で入ってしまいますが、連撃一撃共に専用技から入ってくる事が多く、専用技に受け出してゴツメダメージを稼ぎ、その後の一致格闘技を耐えつつこちらのインファイトで突破するという動きでウーラオスを葬り去っていました。その他に
の両一致技を抑える を牽制 の粘土を落として壁ターン稼ぎ 等の炎技を持たない特殊アタッカーをダイワームを活かしつつ相手にする
などなど八面六臂の大活躍を見せてくれました。サブに炎技を仕込んでいる連中が少ないようで、上手く耐性が活きていたと思います。攻撃面ではAが135あるものの、持ち物補正が無いと火力不足な感は否めず、ゴツメに触れてくれないポケモンを相手にするのは少し厳しく感じました。ジャイロボールを覚えてくれればヤケモン入りも十分考えられるのですが…
はたき落とすマシーン止まりで、そこまで活躍するとは思っていなかったのですが、良い働きをしてくれました。(進化を手伝ってもらったカズィローク氏に感謝)
ヤルビアル
@命の珠
性格:意地っ張り 特性:威嚇
実数値:171(4)185(252)100 ☓ 122(252) 112
技:地震 噛み砕く(DDラリアット) ストーンエッジ インファイト
特殊受け枠のワニ。パーティに刺さっているため初手に出てきやすいと対面、即ダイマックス切りから処理を狙って行きます。耐久の数値はかなりギリギリですが、攻撃面では地面技が一貫しているパーティがそれなりにいたため、珠地震が良く刺さりました。しかしサーナイトには威嚇トレースの上Sバレしたり、ポリゴンZも珠ダメを考えるとかなりギリギリの対面だったりと対策枠としては良くなかったかもしれないです。
はたき落とすがあれば低速サイクルなどに強く出られそうなのですが…
(最高打点噛み砕くではなくDDラリアットでした、ド忘れはありえないwww)
ヤャラドス
@達人の帯
性格:意地っ張り 特性:威嚇
実数値:201(244)194(252)101(12)☓ 120 101
技:アクアテール 地震 ストーンエッジ パワーウィップ
過労死枠のヤャラドス、スタンダードな個体。普段のランクマと同じ様に過労死枠であり、いつも通りの活躍はしてくれたものの、などこの子では役割を持ちづらいポケモンも多くいたために選出率自体は控えめでした。同族対決は勝ったり負けたりでした。
ヤリルリ
@こだわりハチマキ
性格:意地っ張り 特性:ちからもち
実数値:191(124)112(252)117(132)☓ 100 70
技:アクアテール じゃれつく 馬鹿力 アイアンテール
貴重な対ドラゴン枠かつを対策出来るみずうさぎさん。とはいえそこまでドラゴンが多くなく、ウーラオスもシュバルゴで対策していたため選出率は余り高くありませんでした。
雨パにいるをきっちり止めにいくのがメインのお仕事だったので鉢巻ではなくプレートでも良かったかもしれません。
ランクマで使っている時も感じましたが、この子は薄そうに見えて意外と良い耐久をしているという印象を受けました。(勿論ステロ等のスリップダメージには注意ですが)
対処の難しい枠
:とにかく相手にするのが面倒くさい、メジャーな叩き落とす持ち勢が軒並み没収の憂き目にあったため、喜々として環境に繁茂している。ヨロイビギニングでもそれは健在。ヤュバルゴの叩き落とすが決まり易く、完全に止められる事は少なかったが、上手く回されると過労により手詰まりになる。そもそも輝石なしでもH振りでヤャラランガの眼鏡竜星を耐えるのがおかしい。ひたすら自己再生連打するこいつを相手にしてると虚しくなる。
:想像以上に多かった粉勢。をヤャラランガの眼鏡火炎放射で飛ばせないため泥沼睡眠ゲームがスタートしてしまう。も一撃で飛ばしにくく、眠り粉を所持していると厄介。とはいえこちらは必中で無いため幾分かマシな方。(火炎放射ではなく大文字があれば...)ヤャラランガを両刀にしなかったため、Sに振っていない個体であれば上から殴る事が可能。 ポリゴン2と違って、様々な読み合いが発生したりとそれなりに戦ってて楽しかった。 そもそもヤャラランガの特性を防塵にすれば全て解決だったのが悔やまれます。
:頑丈弱保が止めづらく、Sに振ってあると危険。B1段上がるだけでヤャラドスの帯ダイアースを耐えてくる。
: 数は少ないが対面する駒を間違えると暴風が受けづらい、一致高火力飛行技はやはり恐怖。
成績など
42戦27勝15敗で687位、レート1661
全試合消化出来なかったのが残念なところ。1700にも到達出来ず、まだまだ精進が必要だと感じました。とはいえ大会自体はとても楽しく、公式による特別レギュレーションで行われるシングルバトル6350による大会がまたあれば参加したいと思いました。 対戦して頂いたみなさんありがとうございました!
ランクバトルの方も、気づけばシーズン最終盤を迎えていますね。自分は順位が余り高くなく、中々試合も出来ないので、議論に出ているポケモンに触れてみる事をメインに戦っています。
高順位を目指されている論者、論者でない方も納得のいく結果を残せるようにシーズンの残り頑張ってください!
ここまで読んで頂きありがとうございました